2014年6月8日日曜日

DUCATI 1199 panigaleというばいく

雨で暇なのでpanigaleのことでも書いてみよう。
様々なところで取り上げられているパニガーレですが、仕様に併せてインプレを書いてみました。
間違っていたらごめんなさいということで。。。

[エンジン]
スーパークアドロL型2気筒4バルブ デスモドロミック水冷
4気筒の甲高い音もいいですが、個人的には2気筒の図太いサウンドに痺れます。スーパークアドロとかデスモドロミックとかの名称だけでも速そうですよね(笑)
 
・排気量:1198㏄
・最高出力135hp - 99kW @ 8,000rpm(日本仕様)
日本仕様は135馬力ですが、フルパワー化するとお馬さんが195頭も走るそうです。
最高出力:195ps/10750rpm(欧州仕様)
最大トルク:13.4kg-m/9000rpm(欧州仕様)

アクセルをワイドオープンにした時に、体がついていけるか心配ですが、195馬力と聞くだけで痺れます(笑)
 
・最大トルク11.1Kgm-109Nm @ 8,000rpm(日本仕様)
日本仕様は騒音規制のため、悪評高きサードマフラーとなり、同時に出力も抑えられています。
このマフラーは、雑誌、個人のブログ等、含め色々なところで散々な評価がされていますが、私的には厳しい日本の規制のせいでパニガーレは販売を見送られる可能性もあったようですので、そうなるよりもカッコ悪いマフラーが付いてでも販売されることになって良かったのではないかと思います。
お金はかかるもののマフラーを交換すればそのあたりのことは解決しますしね。
ただ、当然ながらレーシングマフラーへの交換は公道での使用はNGですので、そこは自己責任と自己の判断ですね。
因みに、個人的には悪評高きサードマフラーも欧州仕様がその形で出ていればこれほど酷評されなかったのではにかと思います。
BMWのS1000RRも同じようなアクラボのマフラーが付いていますが、それほど悪い評判は聞きません。
欧州仕様がデザインに優れたマフラーでデビューし、「デザイン最高!」と期待していたのに、裏切られた?ため、悪評高きとなるんでしょうね。
でもやはりパミガーレは間違いなく欧州仕様のマフラーがカッコイイですね。
 
[トランスミッション]
・ギアボックス:6速 Ducati Quick Shift
実はこのクイックシフトにあこがれていました。ギアを上げていくときはクラッチを握らずにシフトUPできます。何よりもその時の音が最高です(笑)
 
・クラッチ:湿式多版油圧式 スリッパークラッチ機構 セルフサーボ機構付
ドカといえば乾式クラッッチのシャラシャラ音が素敵?(一説には壊れているんじゃないのか?とか、煩いとかいう声もあるようですが。。。)でしたが、最近のドカは乾式クラッチはなりを潜め、湿式になっています。
しかも、最初からスリッパークラッチがついているとは。。。これだけでも後から付けると15万はするでしょうから至れり尽くせりです。
しかも、クラッチも劇的に軽くなっているため、レリーズも必要ないと感じました。
 
・エグゾースト:カーボンファイバー製マフラー&ステンレス製サイレンサー
前述のとおり悪評高きテルミのサードマフラーがついてます。
私も慣らしが完了したらスリップオンのマフラーに交換しようと思っていますが、それよりなによりマフラーの付属としてECU書き換え用のマップがついており、これによりフルパワー化(195hp)します(爆)。
S4Rsがフルパワー化して150hpぐらいでしたが、それを遥かに上回る195hpってどんな感じでしょうか?
3速まではフロントがポンポン上がるそうです。痺れますね~
因みに、お値段は工賃込の27諭吉くん、これを安いとみるか高いとみるか?
高いね(笑)
また、取り付けると車検毎にノーマルに交換する必要があるため、都度2万円の工賃が発生したりします。(ディラーに頼めばですが)
自分で取り付けも可能だと思いますが、御多分にもれず相当面倒なようで、カウルとリヤタイヤを外すことは必須のようです。
私は、最初の取り付けはデイラーでやってもらって、その後の車検時は自分で取り付け取り外ししようかなと思っています。
因みに、フルエキだとバイクの後方はほぼ全バラで作業のようで、交換は1日仕事だそうです(恐)
ま、スリップオンでも195hpになるわけですから、個人的には取り付け取り外しのことを考えるとスリップオンで十分です。
 
[シャーシ]
・フレーム:アルミ製モノコックフレーム
S4Rsのようなクロモリのパイプフレームがなくなり、エンジンがフレームの一部と化しているという表現が正しいのでしょうか?
モノコックフレームも賛否両論のようですが、レースで結果が伴っていない現状では否の方が上回っているのかな?
ま、それはともかくとしても、このフレームは転倒したら一貫の終わりのような気がするのは私だけでしょうか???
 
・フロントサスペンション:オーリンズ製NIX30 43mmTiNコートフルアジャスタブル倒立フォーク、電子制御コンプレッション、リバウンド調整機構
リアサスペンションプログレッシブ&フラット可変式リンク、電子制御オーリンズ製TTX36 フルアジャスタブル水平モノショック、アルミニウム製片持ち式スイングアーム
サスは前後ともに黄金の脚、オーリンズ製です。しかも電子制御されており、レース、スポーツ、ウエットのモード別にサスの性質も変わるようになっています。
また、3つのモードもそれぞれ自分の好みに調整できるそうです。まさにエレクトロニックスです(笑)
因みに、スタンダードはオーリンズではなくマルゾッキ製ですが、インナーチューブがアルミ製のためパイプ径50mmと太くなっており、色も渋い金色と黒いインナーチューブが絶妙な渋さを醸し出しています。私はデザイン的にはスタンダードのほうが好きですね
 
ホイール:鍛造軽合金
鍛造ホイールというのは、高温に熱した金属素材に高圧を加え成型する製法で作られたもので、日本刀などもその加工方法で作られており、強く、軽くなるそうです。
一方、鋳造ホイールというのは解したアルミを型に流し込み成型する製法で作られたものです。
ま、軽くて強くて、手間がかかってお値段も高いということでしょうね。
 
・タイヤ:ピレリ製ディアブロ・スーパーコルサ
サーキット志向のタイヤですね。
グリップする代わりにすぐに減るんでしょうね(笑)
しかもパニガーレはリヤタイヤのサイズが200/55 ZR17となっていますから、あまり種類もなくタイヤのセレクトが限定されます。(当然お値段も高い)
なので、190/55に変更されている方が多いようです。
サーキトを頻繁に走るわけでもないし、ピレリのタイヤは高価なので、私も交換の際はそうしようと思っています。
 
・フロントブレーキ:330mmセミフローティングダブルディスク、 ブレンボ製M50 4ピストン ラジアルマウント モノブロックキャリパー
・リヤブレーキ:245mmディスク、ブレンボ製2ピストンキャリパー
ブレーキはフロント、リヤともにブレンボ製、フロントはモノブロックキャリパー(一体成型)採用です。試乗でもすごく効きました。
 
インストルメントフルカラーTFT液晶ディスプレイ
美しいですね~。
S4Rsのアナログメータに比べるとかなり進化しています。
因みに、2014モデルからは全車にハザードが装備されました。(今頃かよという感じですが、欧州ではあまり使わないのかな?)
これはツーリング派の私としてはぜひ欲しい機能でしたが、残念ながらコンピューター制御の関係で2013モデルへの移植はできないそうです(泣)
 
・ヘッドライト:フルLEDライトシステム
バイク初のLEDヘッドライトです。光量も十分のようです。
 
[車重その他]
乾燥重量:170,5kg(ABS装備重量2.5kg込、日本仕様)
 車両重量(燃料と油脂類全てを含む重量)194,5kg(ABS装備重量2.5kg込、日本仕様)
S4Rsの乾燥重量が177kgですから、パニガーレはフルカウルなのに6.5kgも軽いです。乗った感じもすこぶる軽い印象を受けました。
モノコックフレームの恩恵でしょうね。
 
・シート高:825mm
足つき性はまったく問題ありませんが、シートが薄いのとやたら滑る素材であるため、タンクに股間が激突しまくりのようです。
試乗車は滑りにくい素材に変更されていましたが、それでもダメだなと感じましたし、オカマになると困るので、交換必須ですね。(因みに2014モデルは形状は同じようですが滑りにくい素材に変更になっています)
レースシートとコンフォートシートの2種類がドカパフォから出ていますが、いずれも25mmほどシート高が上がるので、足つき性は悪くなると思います。
コンフォートシートの方が若干安価なため、いずれ交換します。
しかし、交換したとしても極薄シートに変わりはないため、ロングツーに耐えられるか心配だな~
 
・燃料タンク容量:17リットル(リザーブ容量含)
タンク容量は決して多いほうではないと思いますが、S4Rsが15リットルだったので、2リットル増えただけでも良しとしましょう(笑)
因みに燃費はS4Rsと同じく15㎞/lぐらいは走るそうなので、リザーブが点灯するまで200㎞は走りそうです。
 
・その他標準装備
ライディングモード
レース、スポーツ、ウエットと3種類のライデイングモードがあり、エンジン出力、サスの設定、ABS、DTC、EBCのレベルを瞬時に変更ができます。
ハイテクですね!
●ドカテイクイックシステム(DQS)
アクセルを戻すことなく、クラッチを操作せず加速中にシフトUPできます。
●ドカティトラクションコントロール(DTC)
リヤホイールのスピニング量を制御するもので、8段階で制御できるようです。
●エンジンブレーキコントロール(EBC)
アンチホッピングクラッチと連動して機能し、急激なシフトダウンの際のリアホイールのロックを防止します。
●アンチブレーキシステム(ABS)
急ブレーキあるいは低摩擦路でのブレーキ操作において、車輪のロックによる滑走発生を低減する装置です。
●カムチェーン
ドカはこれまで一貫してタイミングベルトを採用していましたが、ハイパワー化に伴い、カムチエーンに変更になっています。タイミングベルトは2万㎞で交換必須でしたが、これがなくなっただけでもメンテ費用が削減できますね。
●フルライドバイワイヤ
スロットルにワイヤーはなく、コンピューター制御されています。
スロトルグリップを開閉するとECUがスロットル開度を認知し、状況に応じた最適な開度に調整してスロットルバルブを開閉するというものです。
 
その他の標準装備だけでも、このバイクすげえな~まさにハイテクマシーンだなと思いますが、S4Rsを購入してから7年間で、こんなにもコンピューター制御されたマシーンが主流になっているとは思ってもみませんでした。
最近、新型バイクのことには無関心だったので、まったくバイクの進化に取り残されていました。
これだけのものを標準で装備していれば、お値段も跳ね上がるはずですね。

この装備がついていれば、勝手にコンピューターが制御して、コーナリングがへたでも上手に速く走れるし、転倒しそうになっても立て直してくれると思います。(そんなわきゃないか)

因みに乗る側はローテクの中年オヤジです(笑)

せっかくSS手に入れたし、久しぶりにサーキットも走ってみるかな~

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2 件のコメント:

EVE さんのコメント...

こんにちは!はじめまして!
パニガーレ購入おめでとうございます~
私もパニに乗っていますが、マフラー交換は道具が無いとキツイですね。
私は自分でやりましたが6時間程度かかりました・・・
でも、あの音はサイコーです(笑

sotoshi さんのコメント...

EVEさん
はじめまして。
マフラー自分で交換されたんですね。
ブログで交換を詳細に書いてる人見当たらないんですよね~
6時間ですか、やはり時間かかりますね。
面倒ですけど、仕方ないですね(笑)